次世代型レーザー水糸器 プロモーションビデオ
現代の暮らしを当たり前のように支える舗装道路。丈夫で雨水対応もバッチリです。そのためには、厳格な基準にそった測量検測による施工が必要不可欠。その精度と効率がキモを握っていますが、長年、道路舗装業界では三人一組で行う水糸での検測作業が一般的でした。
今回、製品PRビデオを制作された Land Dimension Works 様は、ワンオペ可能な次世代型レーザー水糸器を開発されました。同代表の奥田様は現役のアスファルト舗装の専門家であり、同業界への熱い思いを胸に新しい風を送ろうとされています。
担当ディレクターが、製品PRビデオを制作された感想を奥田様に伺いました。
はじめて映像を手掛けてみて
製品開発に至った思いも含めて、一つの形に出来ている。
サモエド)
はじめてPRツールを制作する中で、なぜ映像を選ばれたのですか?
奥田様)
これまでは製品を使うところを直接見てもらっていましたが、これからは営業先で、まず製品PRビデオを使うことも考えています。
工事現場で使用する検測装置なので、事務所のなかで製品を見せてもイメージしづらい部分がありますから。
映像だと、ひと目見ただけで製品がどんなものか? どんな風にどんな場所で使うのか? 製品の、モノの良さが伝わると思うんです。
製品開発に至った思いも含めて一つの形に出来ているので、製品PRビデオが完成して一層に従業員の理解度が深まったんです。自分たちの製品がほんとうに商品になったんだなと。
映像は完成形がイメージしづらい?!
やる側は仕事が増えるでしょうが、提案型の進め方がよかった。
サモエド)
この制作チームの仕事の進め方はどうだったでしょうか?
映像をつくる中で不安になるところは無かったですか?
奥田様)
提案型の進め方がよかった。打ち合わせの中で出てくるコンテや資料などが分かりやすく、納得できました。やる側は仕事が増えるでしょうに。
また、自分達では思いつかないセールスポイントを言葉にする、見いだしてもらえた。製品の良さを理解しないと言葉として浮かんでこないのでは? 私達と同じぐらいの理解をしようと苦労いただいたのではと思います。
サモエド)
ありがとうございます。それは褒めてもらい過ぎかもしれませんが、製品についてこちらからエンドユーザー側へ伝えたい事とエンドユーザー側のメリットをどう繋げるのか? そこを繋ぐように4つのポイントとして言葉を探しました。
今回は映像が初めてのPRツールで製品がニッチなこともあり、ヒアリングをしっかりさせて頂きました。だから、最初は質問ばかりでスミマセンでした。
ヒアリング、企画書、構成台本、コンテ、Vコンテ(プリビス)、撮影資料
今回は撮影までに実に5つも段階を踏んでいます(笑)。奥田様も含めた制作チームのコミュニケーションの深さに合わせて、バージョンアップしてゆくような形ですので、過度でもないと思います。
前提として、映像制作は完成形がイメージしづらい部分がどうしてもあります。画と音と言葉をカットとして連ねてゆく中で、初めて理解できる部分があるので、設計図だけで家の間取りを確認するような難しさがあります。
VP制作ではお客様も制作チームの重要な一員でもあり、我々が常にブラッシュアップすべきプロセスだと思っています。
奥田様)
Vコンテがすごく効いてますね。今まで平面だったものが動くんですから。あれでグッと印象が変わりました。
内心では絶対に制作時間がかかるだろうな、撮影日が延びるのでは? とドキドキしてましたが、Vコンテを見てからは次何を作っているのか分かるので、撮影スタジオでスタッフ皆さんの段取りの良さには驚きました。
サモエド)
Vコンテは技術面の検証に使ったりもします。プリビズのまねごとですが、今回は3DCG空間で製品と同サイズのラフモデルを作り、ある程度そこで撮影のリハーサルをしました。
撮影現場では次の作業が分からないと、待ちがどうしても発生してしまいます。できるだけ無駄な時間を無くして、ブラシュアップする時間を増やすことがクオリティ管理としても、コスト管理としてもベターだと思います。
サモエド)
また、編集やコンポジット作業もそこそこ対応できます。磨かれたセンスと高い技術力をほこる海外スタジオを参考に、VPのワークフローに合わせて導入しています。
例えば、今回、撮影してから仮編集のアップまでが早かったと思います。
奥田様)
確かに撮影してからは、あっという間に完成した印象だったような。
サモエド)
スピード優先でグリーンバックを簡易マスク処理で済ませ、先に準備していたレーザー光線や文字、仮ナレなども加えて仮編を作りました。
ゴールだけを目標にすると、事前にマスクやマッチムーブの作業をしたいのですが、早く完成形に近い印象で確認できる方が、クライアントとしてはメリットがあると判断したからです。もちろん仮編では細かいところは穴だらけでした。
その後、正式なマスクを作り直し、色かぶり補正、質感調整、トラッキングなどを行い、そのまま本編集もスムーズに進行できました。
この制作チームを選んでみて
作業が増えてるが、惜しまずに進めてくれるスタイル
サモエド)
最後に、この制作チームにお声がけ頂いていかがでしたか?
奥田様)
初めて広告ツールを手掛けるなかで、実は紹介も含めて見積提案が複数あったんです。私達もモノ作りをする仕事柄、見積にはある程度目利きが効くんですが、経験上一番安いところは、必要最低限しか責任を持たないことも多い。
その中で、もらった見積は高いモノと低いモノのちょうど間ぐらいで、しかも制作内容に対して項目がちゃんと分かれていました。他では映像制作一式の項目だけで概算見積をもらったので。
サモエド)
弊社の場合、見積はスケジュールともリンクしています。作業工数で算出するため、当然、内容に対して作業日数や工期は見込み、企画が進むなかで足し引きする形になります。
企画、編集、CGの基本的な機能が社内対応できる、ワンストップ制作体制の強みかもしれません。撮影や音入れのMAは専門スタッフとの連係がとれており、クオリティの担保になっています。
奥田様)
作業が増えてるが惜しまずに提案して進めるスタイルが良い。運ぶ足の量、提案内容といい、良いところを選んだなと。これからも活きるところだと思います。
サモエド)
ありがとうございます。映像制作は作ってからイメージが違うだの、作ってから大幅修正するという事態になりがちです。
一手間でプロジェクト全体が上手くゆくなら、それは手間とは呼びません。弊社ではコミュニケーション不足のままにならないように心掛けています。
これからも映像制作に関して、まず最初に相談してもらえるような会社を目指していきたいです。
次世代型レーザー水糸器 LLS-200 プロモーション動画
クライアント:Land Dimension Works 様 Link
企画進行:ヱビスデザイン株式会社 様 Link
企画制作:サモエドフィルム株式会社